
ここでは、僕たちが家づくりを“お得に”進めるために欠かせなかった助成金制度「東京ゼロエミ住宅」について説明するよ。



東京都内で家づくりを検討されている方は、必見です!
東京に家を建てるなら。
東京ゼロエミ住宅
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プロフィール紹介


夫:ゆきぼう
サラリーマン。家づくりについては、大学時代に建築の授業をかじった程度の素人。家づくりをきっかけに建築の世界に興味をもつ。人一倍こだわりが強い。


妻:まぁちゃん
専業主婦だったが、子どもの成長を期に動画クリエイターの仕事を始める。家づくりは全くの初心者だが、ルームツアーを観るのは好き。お得なものに目がない。






子どもたち
家づくりは、LEGOとMINECRAFTで経験済。出したものを片づけるのが苦手。


家づくりの相棒:せきさん
注文住宅「アイ工務店」のSUPER営業マン。広い知見と施主のツボを心得た提案力で、所謂「営業」のテリトリーを超えた、異次元のプレーをみせる、不動産業界の「ケイスケ・ホンダ」。
トキパオーサムについて


「トキパオーサム」とは、「トキパ」(ときめき+パフォーマンスの略)と「AWESOME」(「すばらしい!」という英語(スラング))を組み合わせて作った造語です。「住宅性能」と「ときめき偏差値」の高い、アイ工務店の家づくりに感銘を受けた夫妻が、その感動を広められたらという想いで名づけました。
「東京ゼロエミ住宅」って何?
東京ゼロエミ住宅とは何か
東京都が実施する助成金制度
東京ゼロエミ住宅とは、2019年より東京都が始めた助成金制度のことです。
正式名称は、「東京ゼロエミ住宅普及促進事業」と言います(2024年9月以前までの、「東京ゼロエミ住宅導入促進事業」が改称)。



小池都知事になってから始まった制度なのね。
省エネ等の環境に配慮した都内の新築住宅が対象
東京ゼロエミ住宅の「ゼロエミ」とは、「Zero-Emission」のことで、戸建住宅の温室効果ガス(二酸化炭素等)のゼロエミッション化(排出0)を目指して始まりました。
申請の条件は、以下の2つです。
【申請条件】
- 都内の新築住宅
- 床面積の合計が2,000㎡未満



2,000㎡以上の住宅はそうはないから・・都内に建てられた新築ならほぼ対象ってことね。



ちなみに、新築ならマンションなどの集合住宅も対象になるよ。
2024年度は建築費用に対し、最大240万円を助成



この東京ゼロエミ住宅、2024年10月から最大240万円が助成金としてもらえるようになったんだ。
【東京ゼロエミ住宅普及促進事業 助成金一覧(住宅建設費)】※2024年10月〜
水準A | 水準B | 水準C | |
戸建住宅 | 240万円 | 160万円 | 40万円 |



えぇっ!!すごい!
240万円といったら、私たち家づくり費用のオプション金額の大部分賄えちゃうじゃん。



ちなみに、東京ゼロエミ住宅では、建設費用の助成のほか、再生可能エネルギー設備設置費用の助成も行っているよ。
【助成される設備・助成額】※2024年度時点の情報
太陽光発電設備
発電出力に応じて下表のとおり助成
発電出力 | 助成額 | 備考 |
太陽光発電システム(〜3.6kW以下) | 12万円/kW | 上限額:36万円/戸 |
太陽光発電システム(3.6kW超〜50kW未満) | 10万円/kW | 50kW以上は対象外 |
- オール電化住宅に設置する場合、1万円/kWを加算
- 小型であるなどの東京の地域特性に対応した機能を有する製品(機能性PV)を対象に次のとおり加算
太陽電池モジュール(小型(多角形、建材型)、建材一体型、防眩型)5万円/kW
太陽光モジュール(小型(方形))・周辺機器(マイクロインバータ)2万円/kW
周辺機器(オプティマイザ)1万円/kW - 陸屋根形状の集合住宅等に架台を用いて設置する場合は、架台の設置経費を対象に、20万円/kWを上限として加算
蓄電池
機器費、材料費及び工事費の3/4を助成
(上限額)蓄電池の合計蓄電容量に応じ、以下のとおり。
- 6.34kWh未満:「19万円/kWh」又は「95万円/戸」の少ないほう
- 6.34kWh以上:15万円/kWh
V2H
機器費等の1/2を助成(上限額50万円)
- 電気自動車等を所有し、太陽光発電設備を設置している場合は10/10を助成(上限額100万円)



太陽光発電は2024年から都内で設置が義務化されたから助成は助かる。蓄電池は、太陽光発電で作り出した電力を貯めて、夜間や停電時に使えるようにする、「創エネの充電池」みたいなものかな。V2Hはなんだろう?



V2Hとは、「Vehicle to Home」の略称で、電気自動車(EV)やPHEV車がバッテリーに貯めた電力を、家庭で使用することができるようにする設備のことだよ。もちろん、家庭の電力をEV等に送ることもできる。



蓄電池を設置しない場合も、V2Hがあれば安心だね。



車をEVに買い替えなきゃいけないけど(苦笑)
2025年度以降も継続の見通し
この東京ゼロエミ住宅ですが、2024年度募集の締め切りは、2025年3月31日までです。
しかし、東京都は、令和7年度(2025)予算要求で、東京ゼロエミ住宅を含む「環境エネルギー政策の推進事業」費用を拡大計上しており、具体的な7年度事業の1つとしても挙げられていることから、同制度が継続される可能性が極めて高いです。
(2「環境保全費」より抜粋)



ホントだ。焦らなくても大丈夫そうね。



2024年10月に新基準に変わったばかりだし、そうすぐには無くならないと思うよ。



これは、ぜひ利用したい制度ね!でも、どうして東京都はこのような助成制度を作ったんだろう?
制度ができた背景
制度の原点は、SDGsにあり
温室効果ガスの排出に伴う地球温暖化については、昔から深刻な環境問題として国際会議の場でも議論が行われてきました。そして、2012年国連リオデジャネイロ会議にてSDGsについての検討がスタートし、2015年9月、「2030年までに、気候変動への対策や格差是正などの課題を解決し、持続可能な社会を目指す」ことを目的にSDGsが誕生しました。



このSDGsが取り組む17の目標の1つ、「13 気候変動に具体的な対策を」のなかで、海面上昇や異常気象に伴う農業への影響が生じないよう、温室効果ガス削減についてのアクションが、発展途上国だけじゃなく、先進国にも求められるようになった。





たしかに・・・。
最近も、紅葉が12月になったり、米や野菜の値段があがったり・・・これは何とかしなければならない問題ね。でも、どうしてSDGsが「東京ゼロエミ住宅」制度と関係してくるのかな?
日本の住宅は遅れている?



実は、温室効果ガス(二酸化炭素)の排出について、国や都全体としては、わずかに減っているものの、家庭内での排出割合は年々増えているんだ。





どうしてだろう?



これには、日本のかつての住宅政策が影響しているんだよ。
日本には、「建築基準法」という住宅を建てる際の法律があるんだけど、この基準が、外国に比べて緩いと言われているんだ。
西洋では「100年住宅」は当たり前
日本では、新築後に家屋が取り壊される(滅失)まで、平均32.1年(2020年「国土交通省『我が国の住宅ストックをめぐる状況について』調べ」より)です。木造一戸建ての場合の耐法定耐用年数(住宅として使用できる年数)は22年と言われており、22年が経過すると家屋の価値が0円になると言われています。


一方、海外、特に西洋では「100年住宅」とも言われるように、日本に比べ、住宅の寿命が圧倒的に長いです。西洋では、家は、リフォーム等を繰り返し「長く使うもの」という概念がありますが、日本では、中古住宅に住み続けるより、古くなったら取り壊して建て替え、という考えのほうが一般的です。



西洋の家といえば、スウェーデンハウス!。夏も冬もすごく快適らしいね。



日本の家は、夏暑く、冬寒い。だから、家の中でも熱中症やヒートショックで倒れた、なんて話をよく聞くね。西洋では、断熱性や気密性に対しての基準が厳しいけど、日本はそうではなかった。



リフォームして長く住み続けるより、壊して一から建て替えたほうが快適性が上がるから、新築を好む傾向にあるのかもね。
将来、エネルギーが枯渇する?
室内の快適性が低いことによって、もたらされるのが「エネルギーの過剰消費」です。夏はすぐ蒸し暑くなるので「冷房をつける」。一方、冬はすぐ寒くなるので「暖房をつける」。昨今、温暖化の影響で、夏場により電力エネルギーが必要な時代になってきました。このまま家庭内エネルギー消費が増え続けると、SDGsで懸念されるような、「海面上昇」や「異常気象」がますます進展するだけでなく、石油・天然ガス等のエネルギー資源が枯渇する懸念があります。



これは、「どげんかせんといかん」問題ですね。
これからの住宅に求められるものは「環境」
近年になって、日本でも、環境に配慮した住宅を長く使うことを目的とした制度の検討が行われるようになりました。
2009年に国土交通省により、「長期優良住宅」認定制度という、劣化対策・断熱性能・耐震性能などを備えた家に対し、税制面で優遇するという制度が生まれました。
- 税の特例が受けられる
・住宅ローン控除額の拡大
・登録免許税の税率引き下げ
・不動産取得税の控除額拡大
・固定資産税(新築家屋)の減税期間拡大 - 地震保険料の割引
- 住宅ローン金利の優遇



長期優良住宅は、東京ゼロエミ住宅の認定と影響し合わないから、東京ゼロエミ住宅の助成金を受け取りつつ、長期優良住宅の優遇を受けることもできるよ。



両方取得できるとお得ね!
2014年には、経済産業省が「ZEH(ゼッチ)住宅」という新基準を定め、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーを足し引きして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家に対して助成する仕組みを作りました。
- ZEH補助金が支給



ちなみに、ZEHは、東京ゼロエミ住宅と同じ「高断熱で省エネ創エネな設備を持つ家」に対して認定されるもので、補助金の目的が同じだからなのか、ダブルで助成金をもらうことはできないんだ。長期優良住宅との併用もできない。



国民としては、「併用できたらよかったのに…」て思っちゃうけど。。
まあ、でも、日本で環境に配慮した家を応援する制度が整ってきたのはいいことだね。それはそうと、どうして、東京都は国とは別の助成制度を作ったのかな?
「世界一の環境先進都市」に名乗りを挙げた東京
東京都では、2050年までにCO₂排出を実質ゼロとする世界的ゴール「カーボンニュートラル」に貢献する「ゼロエミッション東京」の一環として、2030年までに温室効果ガス排出量を2000年比50%削減する「カーボンハーフ」の取り組みを加速させています。(2024年10月施行基準対応の「東京ゼロエミ住宅の手引き」によると、『2030年までに、東京の温室効果ガス排出量を2000年比で30%削減する』という目標にトーンダウン)



目標達成のためには、住宅性能をより一層向上させる必要があった、ということね。
東京に家を建てるなら、東京ゼロエミ住宅を使わない手はない!



ここからは、東京ゼロエミ住宅をもっと深堀りしていくよ。
東京都のお家事情
東京は、全国から人が集まる巨大都市です。このため、人口集中による住宅・オフィスの集積も著しく、エネルギー消費が高いのが特徴です。
エネルギー消費過剰による温室効果ガス等の排出が国際的にも社会的にも問題になるなか、東京都としても住宅政策の見地からも、この問題に取り組む必要あったのです。
東京ゼロエミ住宅の目指すものと適用の条件



東京ゼロエミ住宅って、どういう住宅が該当するのかな?省エネ・高性能なのは想像つくけど・・
目指す姿は、「温室効果ガス等の排出量を実質ゼロ」に
東京ゼロエミ住宅の認定基準はこちらの3つです。
- 建物の断熱性
- 設備の省エネ
- 再生可能エネルギー(太陽光発電など)使用
以上の3つの基準を満たして、将来的に、温室効果ガス等の排出量を実質ゼロにしていこうという制度です。



ソーラー発電したエネルギーのみで、全ての電力消費が賄えたら理想的だよね。



それじゃあ、家をどう作れば、3つの基準を満たせるのかな?
東京ゼロエミ住宅の3つの基準とメリット
基準1「建物の断熱性能」
家の断熱性能は、UA(ユーエー)値という値で表現されます。





なんだかとっても難しそうな計算で求めるみたいだけど・・つまりどういうこと?



うーん(苦笑)。僕もこの計算式はうまく説明できないけど、要は、「熱がどのぐらい逃げにくいか」を計算しているんだよ。
外皮平均熱貫流率 UA値 (単位 W/㎡・K) | (再エネ除く) BEIZE値 | 省エネ基準からの削減率||
戸建住宅 | 集合住宅等 | ||
水準A | 0.35以下 | 45%以上 | 40%以上 |
水準B | 0.46以下 | 40%以上 | 35%以上 |
水準C | 0.60以下 | 30%以上 | 30%以上 |
+ 再エネ設備(太陽光発電設備等)を原則設置



表の「水準B」の値であれば、多くのハウスメーカーで取得が可能なようです。「水準A」は、若干ハードルが高い。ですよね?せきさん。



そうですね。ハードルが高いと言っても、UA値の0.35以下は大丈夫と言っているメーカーさん、まあ、いますね。



紹介が遅れました。せきさんは、私たちの家づくりをお手伝いしてくれるハウスメーカー「アイ工務店」の、スーパー営業マンさんです。



プレッシャーかけないでくださいよ(笑)
- 夏涼しく冬暖かい家になる
- 結露しにくいため、防カビになる
- カビなど生えにくいため、建材の劣化を防ぎ、家が長持ちする
- 部屋間の温度差が少ないため、冬場のヒートショックを予防できる
- 猛暑から身を守り、熱中症を予防できる



つまり、「より健康で快適に暮らせるようになる」といったところでしょうか。



まさに、理想的な家ね!



断熱性能が高くなることで、冷暖房効率がよくなる、というメリットもあります。
基準2「設備の省エネ性能」
設備の省エネ性能は、「BEIZE」という値で表されます。「BEIZE」とは、「BEI(ビーイーアイ・省エネルギー性能指標)」とZEH住宅の「ZE」を合わせた呼び名です。BEIZEの値が高いと、その建物のエネルギー効率がいいという証明になります。


「冷暖房」「給湯」「換気」「照明」などの住宅設備に高効率高性能な機器を採用することで、それら設備をそれぞれ数値化し、使用することによるエネルギー消費(一次エネルギー消費量)が、基準となる一次エネルギー消費量に比べ、どれだけ低く抑えられたかで、設備の性能を評価します。



うわっ。UA値に輪をかけて難解になってるー!
省エネ性能は、以下の設備の性能を評価します。
【評価対象となる設備】
- 冷暖房
- 給湯機器
- 換気システム
- 照明
- 浴槽
- 水栓



たとえば、照明だったら、「全照明LED」でかつ「住宅内の1箇所以上に人感センサー設置」だったり、水栓だったら「タッチレス水栓」のような「節水・節湯」機能つきであったりと、具体的な性能が定められているものもあります。
ちなみに、お湯の出ない水栓は、タッチレスじゃなくても大丈夫です。



これ、上の設備の全てを高性能化する必要があるってことですよね?



そのとおりです。
UA値 (単位 W/㎡・K) | 外皮平均熱貫流率省エネ基準からの削減率(再エネ除く) BEIZE値 | ||
戸建住宅 | 集合住宅等 | ||
水準A | 0.35以下 | 45%以上 | 40%以上 |
水準B | 0.46以下 | 40%以上 | 35%以上 |
水準C | 0.60以下 | 30%以上 | 30%以上 |
+ 再エネ設備(太陽光発電設備等)を原則設置
- 電気エネルギーの使用量を抑えることができる



これは、言うまでもないですね。
基準3「再生可能エネルギーの利用」
再生可能エネルギーとは、石炭や石油、天然ガスといった有限な天然資源ではなく、太陽光などの自然界に存在するエネルギーのことです。東京ゼロエミ住宅では、以下の3つを再生可能エネルギーとして、基準化しています。
- 太陽光
- 太陽熱
- 地中熱



東京都で、太陽光パネルの設置が2025年4月から義務化されるって言ってたけど・・・構造上、取り付けられない家もありそう・・



屋根の大きさや向きなどの関係で、免除される家もあるみたいだね。
東京ゼロエミ住宅の適用要件として、再生可能エネルギーについては、「〇kw以上のパネルを設置しなければならない」といった基準は存在しません。



つまり、設置していれば要件クリアってことね。
- 電気を創りだすことで(創エネ)、電力購入が減る



さらに、「蓄電池」「V2H」を導入すれば、太陽光等で生み出された電力をより効率よく使うことができます。
基準1〜3に共通するメリット
- 光熱費を節約できる



住宅は、購入の際のイニシャルコストだけじゃなく、買ってからのランニングコストもかかってくるから光熱費を抑えられるのは助かるな〜。
まとめ



つまり、「東京ゼロエミ住宅の基準を満たす=家がとても快適になる」ということね。


東京ゼロエミ住宅・もう1つのメリット



東京ゼロエミ住宅の認定を受けると、もう1ついいことがあるよ。



何?



助成金という名前のお金がもらえます。



なーんだ。そんなのわかってるよ。最高240万円もらえるんでしょ?



実は、それだけじゃないんだ。



何何??



今度は、金銭的なメリットにフォーカスを当ててみよう。
東京の地価は高い
社会・経済機能が集中する巨大都市東京
東京は、人もモノもサービスも何でも集まる国際都市です。このため、そこに「住もう」「働こう」と考える人も増えるため、「土地」の価値も上がります。
人口流入が止まらない
日本の産業構造が、かつての第一次、第二次産業から、「サービス」を商材とする第三次産業中心にシフトしているなかで、東京など大都市への人口の集中が顕著になり、その流れは今も続いています。



在宅ワークがだいぶ浸透してきたことで、住まい方にも影響が出てくるのかな・・
都外は平屋が人気だが・・
最近、ネットやSNSでもよく見かける「平屋の家」。家事動線等の観点から今人気ですが、東京で「平屋」はなかなか見かけません。


東京は地価が地方の数倍もするため、家を建てる敷地そのものが狭小にならざるをえないのです。



23区に行くと、3階建ての住宅も多いよね。
土地だけではない!建築費用も「東京価格」



実は、都心の家づくりが高くなってしまう意外な理由って知ってました?



知らないです。



都心は、取得する土地の価格も然ることながら、建設工事が大変なんです。家を建てるための工事車両はどこに停めたらいいでしょう?



駐車場・・?



そうです。その駐車場を確保するためのコストも馬鹿にならないんです。



そういった目に見えない部分も費用に加算されてるんですね。



はい。だから、同じアイ工務店で同じ仕様で建てたとしても、建てた地域によって価格差というのはどうしても発生してしまうんです。



なるほど。
東京ゼロエミ住宅の助成金額は最高水準
2024年10月から基準が改められた東京ゼロエミ住宅。最高水準Aを取得すると、240万円の助成が受けられます。



この助成額が、他の制度と比べてもどれだけお得なのか、まとめてみました。
他の家づくり補助金との比較(最高額ベース)
【建物に対して適用される制度】
*集合住宅が対象の補助事業は割愛
補助金(助成金)名称 | 最高額 | 予算元 |
---|---|---|
東京ゼロエミ住宅 | 240万円 | 東京都(環境局) |
長期優良住宅 | ― ※1 | 国(国土交通省) |
ZEH住宅(ZEH+)※2 | 125万円 | 国(国土交通省) |
LCCM住宅整備推進事業 | 120万円 | 国(国土交通省) |
子育てエコホーム支援事業 | 100万円 | 国(国土交通省) |
地域型住宅グリーン化事業※3 | 140万円 | 国(国土交通省) |
※1 長期優良住宅は、税制等の優遇制度であり、補助金等の支給はなし
※2 ZEH住宅の基準は複数あるため、最高額のZEH+の基準を掲載
※3 2023年度まで。2024年度は募集なし



金額でいうと、東京ゼロエミ住宅が圧倒的だね。
【設備に対して適用される制度】※主なもの
・東京ゼロエミ住宅の太陽光発電システム設置等にかかる機器等の助成) (東京都)
・住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業(通称:初期ゼロ) (東京都)
・災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業 (東京都)
・給湯省エネ事業(国(経済産業省))



太陽光発電システム設置の助成は、国では行っていないのかな?



国での助成は2013年3月に廃止されたみたい。



東京都だけで3つもある。どれか1つしか申し込めないのかな?それとも・・複数申し込めたりするのかな?



3つの事業は申請窓口が一緒だから、どれか1つの申請になるよ。おそらく、様々なサービスや契約形態を用意して、都民が太陽光発電を導入しやすくしているんだね。



うちは、せきさんのお勧めする「初期ゼロ」のリースプランにしたんだよね。
通称「初期ゼロ」は、初期費用0円で太陽光発電および蓄電池をお得に導入できる制度のことです。設備を「購入」するか「リース」にするか施主側での選択が可能です。契約時は0円で導入して月々購入又はリース費用を返済していきます。太陽光で創り出したエネルギーの余剰分は売電(つまり収入になる)ではなく、サービス事業者のものとなる代わりに、月々の電気代をかなりお得に利用できます。リース契約の場合も、10年などのリース期間終了後は施主のものになります。
なお、初期ゼロは、複数の電力系事業者がサービスパッケージを用意しています。



私たちは、東京ガス社の「IGNITUREソーラー(リースプラン)」にしたんだよね。



太陽光発電を設置する家庭も増え、昔ほど、売電収入のメリットがなくなっているのもある。
【東京都で太陽光発電システムと蓄電池を導入した場合の助成額(試算)】
(例)電気とガス併用住宅で、太陽光パネル5kw、蓄電池5kwを導入した場合
太陽光発電システム | 蓄電池 | 合計 | |
---|---|---|---|
助成額 | 50万円 | 95万円 | 145万円 |



145万円も助成金がもらえるのはいいね♪



そうだね。
あと、太陽光発電や蓄電池は、お住まいの自治体で独自に助成を行っている場合もあるから、インターネット等で調べてみよう。
東京ゼロエミ住宅は、他の助成金と併給可能



東京ゼロエミ住宅の水準A達成で240万、太陽光発電&蓄電池の初期ゼロ利用で145万・・・東京都だけで385万円も助成金が受け取れるのか!



実は、他にも併給(一緒にもらえる)できる制度があるんだよ。
併給できる制度
- 子育てエコホーム支援事業
- 地域型住宅グリーン化事業
- こどもエコすまい支援事業
- 子育て支援型共同住宅推進事業
- 東京ゼロエミポイント(冷蔵庫の買替のみ)
- 東京こどもすくすく住宅供給促進事業
※但し、こどもすくすく住宅のうち、東京ゼロエミ住宅の助成金を受ける住戸以外の住戸及び共用部分等が対象
etc・・



この表でいくと、「子育てエコホーム支援事業」が併給可能だよ。支給最高額は、なんと100万円!



今までの東京都の助成金385万円に+すると、485万円!!
500万円近くお得に家を建てられるってことか・・・!



他にも、長期優良住宅と合わせて申請できたりとか、コスト面ではかなりメリットの大きい制度だよね。
併給できない制度
- 戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)化支援事業
- 次世代ZEH+実証事業
- 集合住宅のCO2化促進事業(ZEHーM)
- LCCM住宅整備推進事業
- 高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(給湯省エネ事業)
- 東京ゼロエミポイント(エアコン、給湯器及びLEDの買替)
- その他東京都環境公社(クールネット東京)が実施している「太陽光発電設備」「蓄電池」「エコキュート」「エネファーム」「V2H」等に対する助成事業
etc・・



ZEH住宅とは併給ができないんだね。
不動産取得税も最大全額減免に
土地や家屋等の不動産を取得した場合に、不動産取得税(都道府県民税)が課税されます。
不動産取得税の計算方法(原則)
❶ 建物・・・固定資産税評価額 ✕ 3%
❷ 土地・・・固定資産税評価額 ✕ 1/2 ✕ 3%
上記 ❶+❷ = 不動産取得税
東京ゼロエミ住宅の認証を受けた場合、「太陽光パネル付きゼロエミ住宅導入促進税制」の適用を受けます。具体的には、各水準に応じて、建物にかかる不動産取得税が減免されます(土地は減免されません)
減免される税額
・取得した住宅が水準Aに該当する場合 住宅に係る不動産取得税の10割
・取得した住宅が水準Bに該当する場合 住宅に係る不動産取得税の8割
・取得した住宅が水準Cに該当する場合 住宅に係る不動産取得税の5割



建物の固定資産税評価額が仮に3000万円だった場合、評価額の3%で90万円・・・。
これが、水準Aを取得できた場合、0になるのか。



90万円の助成を受けたようなものね。



土地も減免してくれるとよかったんだけど・・(苦笑)
申請手続き
東京ゼロエミ住宅の申請は、以下のような流れで行われます。
申請の流れ
- 申請に必要な書類の作成準備を行う
- 申請書類に基づき書類審査の結果、基準を満たすようであれば、「交付決定通知書」が発行される
- 工事完了検査申請の提出
⇒提出先:東京都に登録された登録住宅性能評価機関(STEP2と同じ)
- 住宅性能評価機関が審査及び現地調査を実施
- 書類内容に問題がなければ、「助成金確定通知書」が発行され、助成金が指定口座に振り込まれる
【審査方法】
水準を満たすかは、事前に書類審査で行われ、申請どおりかを現地調査で確認



これは、申請忘れないようにしないと・・。申請してる?



せきさんが、進めてくれているよ。申請は、施主か代理人が行えるんだ。ただ、何から何まで、せきさんに頼ってしまい、申し訳ないな・・



さすが、1人で何役もこなす、スーパー営業マンさんね。



体調管理にだけは、気を付けてもらいたい。。
まとめ(その2)
「東京ゼロエミ住宅の基準を満たす=非常にコストメリットが大きい」となります。



他県の方に嫉妬されちゃうんじゃない?東京都さん。



まあ、そうね(笑)。



なんか、いいこと尽くめの東京ゼロエミ住宅だけど、デメリットはないのかな?
東京ゼロエミの新基準は、ハードルが高め?
ここからは、東京ゼロエミ住宅の「負」の部分にも触れていきましょう。
最高水準Aは、ZEHを遥かに上回る水準
東京ゼロエミ住宅の最高水準Aは、国の誘導基準(ZEH水準)に比べても、「断熱性能」「省エネ性能」ともにかなり高い位置にあり、その違いは歴然です。


引用元:東京ゼロエミ住宅の手引(令和6年10月1日施行基準対応)





だいぶ差がついちゃってる・・・
2024年10月から基準が変更された
上の表は、東京都環境局が、2024年10月からの東京ゼロエミ住宅の基準変更の背景について説明した際の資料になります。
この表をみると、今までの旧基準では、申請が行われた新築住宅のうち、最高水準3を過半数が取得できていることがわかります。



旧基準だと、けっこう簡単に最高水準が取得できる状況だったってことね。



これが、新基準により水準がぐっと上に引き上げられた。



以前より助成金取得のハードルが上がっちゃったのね。
旧基準の最高水準が、新基準の中間水準に



ホントだ。当時の最高水準である「水準3」と、新基準の水準Bが同じになってる。



そして、さらに上を行く「水準A」ができた。
水準AとBの差が80万円も
水準A | 水準B | 水準C | |
---|---|---|---|
戸建住宅 | 240万円 | 160万円 | 40万円 |



だいぶ助成金額に差をつけている印象ね。東京都は水準Aを狙わせたいんだね、きっと。
ハウスメーカーが脅えている



ところが、ここで悲鳴をあげたのがハウスメーカー。今までより断熱性能や省エネ設備のレベルを上げなければ、水準Aは達成できない。しかも、物価高の局面で、これを価格に転嫁することもできない・・
水準A獲得を断念するハウスメーカーも



そこで、検討の結果、会社の方針として「東京ゼロエミ住宅の水準Aは扱わない」というハウスメーカーが増えているそう。標準仕様で無理なく扱えるのは、アイ工務店ともう1社ぐらい、、、でしたよね?せきさん。



もう1社って、どこですか?



具体的な企業名は差し控えさせていただきますが・・・「家は、性能。」というキャッチフレーズの会社です。



一条(工務店)さんですね。



・・・(首をたてにふる)
他社さんの場合、断熱性能のUA値はともかく、BEIZE値の一次エネルギー消費の削減がかなり厳しいという話を聞いています。



お金を払えば他のハウスメーカーでも可能なのかもしれないけど、それを「標準仕様に近い形で提供する」となると、高性能住宅についてのノウハウが十分で、高性能建材を安く仕入れるルートが確立しているところじゃないと厳しいのかも。
東京ゼロエミ住宅の落とし穴
実は、UA値だけで家は快適にならない?!
東京ゼロエミ住宅では、快適で長く住み続けられる家にするために「断熱性能」の基準「UA値」を用いて性能評価を行っています。しかし、断熱性能は、「ある要素」が不足していると、本来の力を十分発揮できません。
その「ある要素」というのが、「気密性」です。



「気密性」ってなんか聞いたことあるような・・



住宅のCMなどでも「高気密・高断熱」という言い方がされているからね。それだけ大事なものということかな。
C値という基準
建物の「気密性」とは、住宅にできる隙間をできる限り少なくして、室内と室外の空気を分断する性能のことです。
気密性は、「C値」で表されます。




C値の求め方
C値(c㎡/㎡)=建物全体の隙間面積(c㎡)÷延べ床面積(㎡)



意外とシンプルな計算式だけど、、「隙間面積」はどうやって求めるんだろう?



C値を求めるには、専用の測定器を使うんだ。
気密測定は、以下の手順で行われます。
- 1)換気口等の目張り
-
家には、「作りたくないのにできてしまった隙間」と、「換気計画上設けなければいけない隙間」の2種類があります。このうち、換気に関わる部分は、気密測定の際、隙間と認識されないようにするため、家の換気口や換気扇を一時的に隙間をテープ等で多います。この作業を「目張り」と言います。
- 2)屋内の空気を外に排出
-
気密測定器を使って部屋の空気を屋外に排出します。このときの気圧差の変化から、C値が自動計算されます。



一般的に、C値の標準が、1.0c㎡/㎡を下回ると「高気密住宅」と言われます。これは、縦・横・高さが1㎡の空間に、1c㎡ぐらいの隙間が空いていることを意味しています。



1c㎡と言えば、ちょっと小さめのサイコロぐらいの大きさですね。



サイコロぐらいの大きさか・・・穴としてみると、大きいような、小さいような・・・。
C値が悪いと、家は隙間だらけ



このC値が悪いと、どういう家になるか・・・もうおわかりですね?



隙間をとおして、外気も入り放題、室内の空気は逃げ放題だから・・、
スカスカの、ものすごく熱効率の悪い家になってしまう。



正解です。
UA値とC値の両方そろって、初めて快適に



つまり、どんなに高性能な建材を用いて断熱性能(UA値)を高めたとしても、気密性(C値)が高くないと、快適で経済的な家には住めない、ということですね。



そうです。車で言えば、「断熱性」と「気密性」は両輪。どちらも大事ということですね。



アイ工務店は、気密性、大丈夫なんでしょうか?



大丈夫ですよ。気密対策もバッチリです!
東京都がC値を基準化しなかった理由



ここで、新たな疑問が・・。東京ゼロエミ住宅には、C値ってなかったような。基準化されていないんですか?



はい。実は、東京ゼロエミ住宅に「気密性」の基準はないんです。



どうしてなんでしょうか?



東京ゼロエミ住宅検討会議の場でも話題に上がったようですが、気密性というのは、設計段階ではわからないという問題があります。例えば、同じ設計図・仕様に基づいて2棟の家を建てたとしても、C値は変わってきます。



つまり、気密性は、大工さんの腕によるところが大きいってことですね。



たしかに・・、図工の時間に同じものを見てスケッチしても、みんな違いますもんね。



東京都には、気密測定を1棟1棟行うという考えはないようですが、長野県、鳥取県、横浜市など、住宅政策のなかでC値を基準化しているところも出てきてますね。



C値がよくないと、東京ゼロエミ住宅の水準は満たしたとしても、快適な家は実現できないので、お願いしますよ。せきさん。



お任せください(笑)
「水準を満たす(家が高性能になる)=お金がかかる」の公式



もう1つ、気になってることが・・・



なんでしょう?



家の断熱性能や省エネ・創エネ性能を上げるって、けっこうお金がかかるんじゃないでしょうか?



「ミイラとりがミイラになる」。「お得な家にするために東京ゼロエミで建てたつもりが、お金が余計にかかってしまう・・みたいな。
例)断熱材でいえば・・・
- 素材を高性能にする
- 断熱材の厚みを厚くする
- 断熱材の施工面積を増やす



うひゃー!
どれもお金がかかりそうなことばかりね。



実は、アイ工務店は、超高性能住宅を目標に家づくりを進めている会社なので、特に余分にお金をかけることなく、標準仕様で最高水準Aが狙えるんですよ。



えーっ?!



それ、シャレですか?(笑)
アイ工務店の、最高水準Aを狙える標準仕様「N―ees」



ここからは、私が説明しますね。



どうぞどうぞ。
N―eesのご紹介










アイ工務店は、日本の住宅問題を解消し、長く快適に住み続けられる家づくりを目指して、2010年7月に設立された会社です。



大手の3割安くかつ長期優良住宅仕様というコスパの高い住まいを提供するために、日々取り組んでおります。そして、2023年に、従来商品【Ees(イエス)】を進化させて生まれたのが、【N-ees(ニーズ)】です。
「もっと楽しく、ずっと快適に。」をテーマに、2050年カーボンニュートラルな社会の実現に向け、住まいもより省エネ性能を向上させる必要性から「W断熱」や「高性能トリプルガラスサッシ」などを採用。UA値0.4以下という高水準な断熱性能を備えています。また、勾配屋根にデザイン性の高い「AIスレンダーエッジ(オリジナル鋼製破風)」を用いるとともに、新しい生活様式に合わせて「オリジナル仕様のペニンシュラキッチン」を採用。 時代と家族のニーズに合わせた高性能・高品質な住まいをお届けします。
アイ工務店HPより抜粋
※UA値は、プラン、建物の大きさにより異なる場合があります。
※北海道地域の設計仕様は別仕様になります。



これで、大手より3割安いだなんて・・・



有り難いことです。
N-eesが満たす水準
アイ工務店では、住宅性能の共通基準である「住宅性能表示制度」において、耐震等級(倒壊等防止)をはじめ、耐風等級、劣化対策等級、維持管理対策等級、ホルムアルデヒド発散等級、高齢者等配慮対策等級、一次エネルギー消費量等級、断熱等性能等級など、8項目で最高等級相当に対応するなど、高性能で快適な住宅を提供しています。







断熱や省エネだけじゃなく、耐震や耐風、シックハウスなど、他の基準も最高レベルなのはいいよね。



これらの性能を標準仕様で提供いただけるように、私たちも日々頑張っています。
N-eesで得られる性能
体験したことのない暮らしを実現
温度ムラを抑制するN-eesオリジナルダブル断熱工法


一般財団法人 日本建築総合試験所での実験の結果、オリジナルダブル断熱工法は全体的に温度が高い色相を示しており、屋外からの冷気を防ぎ、室内側の温度低下が少ないことがわかります。冬は暖かく、夏は熱を遮ります。
※内外温度の設定 室内側:23℃ 屋外側:-10℃
※実験は室内側表面温度を表しています。
※イメージ写真です


高性能断熱材(フェノールフォーム+発泡ウレタン)を組み合わせた「オリジナルダブル断熱工法」は、壁パネルは構造用面材を挟むように外側30mm、内側80mmの「高性能断熱材」を使用。優れた断熱性と気密性は、省エネや快適性につながります。
※北海道地域の設計仕様は別仕様になります。



断熱材で水蒸気を通しやすい性質をもつものは、 水蒸気が侵入しないように、 断熱材の室内側に防湿層として防湿フィルムの施工を行います。
寒冷地基準の断熱性能
UA値0.4以下
2050年の脱炭素化に向けて、2022年の日本住宅性能表示基準一部改定により、3つの等級が新設されました。日本は地域ごとに気候が大きく異なるため、気候条件を考慮して国土を8つに分けた「地域区分」が定められ、それぞれに基準値が設定されています。住宅の断熱性能に求められる水準が高まる中、「N-ees」はこうした変化に対応。標準仕様で最も基準の厳しい北海道エリアの「断熱等級5」の性能を満たしています。
※UA値とは、住まいの断熱性能を表す指針、UA値(外皮平均熱貫流率)
※UA値は、プラン、建物の大きさにより異なる場合があります。
※北海道地域は別仕様になります。
※プランにより一部仕様が異なる場合があります。







東京で家を建てる人には、最高水準Aが狙えるUA値0.35以下を標準にしています。
日本の夏には屋根遮熱断熱が必要
屋根遮熱断熱


日射反射測定:地方独立行政法人 大阪産業技術研究所
クールアイ(Al)は当社の商標登録です。
温暖化が進んでいく中で夏の暑さは年々厳しくなっています。そんな中で従前の考え方だけでは、夏を快適に過ごすことはできません。アイ工務店ではオリジナルの屋根遮熱断熱工法を採用しています。屋根に業界最高水準の遮熱ボードと通気層、200mmの発泡ウレタンを施工することで、日本の激烈な暑さからご家族をお守りします。
遮熱ボード「クールアイ(Al)」は防風層の性能評価合格品
遮熱ボードは、防風層の基準値を満たし、さらに日射反射率を併せ持つ遮熱ボード「クールアイ(AI)」を使用。N-eesの屋根断熱工法は防風性・透湿性および日射反射率を公的機関で確認しています。
空気の力で隙間なく断熱材を充填
吹付発泡ウレタン断熱


発泡ウレタンで構造体に接着し構造躯体の動きや伸縮にも追随して対応!
シームレス施工を可能にした「吹付発泡ウレタン断熱」により、グラスウールなどの断熱材と違い、構造躯体のすみずみにまで断熱材がいきわたります。何十年たっても、断熱材の痩せや性能の劣化がほとんどありません。また、断熱材自体が構造躯体にぴったり密着するため、構造躯体の動き・伸縮にも追随します。微細な気泡セルが湿気を吸放湿する構造で、内部結露の発生を抑えカビ・ダニの繁殖や木材の腐食からも住まいを守ります。
吹付発泡工事の様子
窓から起きがちな温度変化を、しっかり抑制
高性能断熱サッシ/ Low-Eトリプルガラス


一般的な木造住宅において“熱ロス”の多くを占めているといわれる「窓」に、「高性能断熱サッシ」+「Low-Eトリプルガラス(アルゴンガス入り)」を採用。断熱効果だけでなく、紫外線のカットや防露・防音にも高い効果を発揮。室内の温熱環境を改善し快適な住環境を実現させます。
室温の逃げ出し口の多くは「窓」なのです


開口部である窓やドアは、住まいにとっての穴という見方があります。住まいは大きく見ると壁や屋根、そして床で成り立っています。そして断熱性という観点で見たとき、室温の最も多くの逃げ出し口が窓なのです。窓を樹脂窓トリプルガラスに変えただけで、窓からの熱損失率はアルミサッシに比べ約6割削減できます。
※一部サッシを除く
家中すみずみまで心地いい温度で、空気がめぐっていく家
熱交換型24時間セントラル換気システム


建物は熱ロスの大きい自然漏気をできるだけ抑え、熱交換された空気の循環を計画的に行える機械換気で家中の空気をコントロールする必要があります。アイ工務店では、外気と内気の温度を近づけながら換気を行う、熱交換型24時間セントラル換気システムを採用。効率的に室内の空気をいつも新鮮に保ちます。





ご覧いただいた、これらの機能が標準仕様となるので、東京ゼロエミの水準Aであっても、私たちなら無理なくご提案できるんです。



なるほどー!
無理なく水準Aを狙えるのは、一条工務店とアイ工務店のみ?



他社の場合、一条工務店以外は、どこがネックになっているんでしょう?
東京ゼロエミ住宅の水準Aを標準仕様で採用するのが難しい理由



やっぱり、金額ですかね。高性能な建材や設備の導入ともなると、発注単価も高いため、大量発注に踏み切れない実情があるのでしょう。



一条工務店は、どうですか?
一条工務店のやり方



一条工務店は、アイ工務店と全く別のやり方をしていますね。
それは何かというと、「完全自前調達」です。自社工場を持ち、工場で大量生産を行い、コストダウンを行っています。



アイ工務店の場合は?
アイ工務店のやり方



アイ工務店は、これから求められるもの(住宅性能等)と、施主の望むものを先読みして、ハイスペック仕様を大量一括発注することでコストダウンを行っています。



なるほど。ただ、そのビジネスモデルだと、他社も真似できそうな気もしますが?



年々売上を順調に伸ばしているのも大きいですね。受注量が増えているため、住宅設備メーカーとしても売上げ期待が大きく、コストやサービス面でも協力が得られやすい状況にあります。



好循環が続いているんですね。
アイ工務店は、C値も高水準
気密性(C値)は、なんと0.33
地球にやさしい家は、家族にやさしい家
最高水準のC値0.33 ※


住まいにどれだけの隙間があるかを表す数値が隙間相当面積=C値です。北欧基準で0.7、北米基準で0.9ですが、日本では長らくなおざりにされてきました。いくら断熱材を分厚くしても隙間だらけの家では断熱材が本来の性能を発揮することはできません。例えるならば、いくら保温性の高い魔法瓶でも、蓋がしっかり閉じられていなかったら熱が逃げやすくなることと同じです。アイ工務店では全棟第三者による気密測定を実施しており、また業界を先導する取り組みである全棟C値0.5以下を実現しています。
※全棟気密測定の平均値である「平均実測値」では、業界最高水準のC値0.33㎠/㎡を達成。
快適で冷暖房費も削減できる最新の省エネ基準を標準装備


1階床断熱材と窓断熱で家中隙間なく断熱
透湿・遮熱シートで屋根材を透過する赤外線を遮熱



国の基準をもはるかに上回るレベル・・・恐るべし、アイ工務店。
全棟気密測定を実施
全棟、第三者による気密測定を実施
第三者機関による全棟気密測定


高気密・高断熱住宅による快適でエコな暮らしを提供するために、戸建て注文住宅の全棟で第三者による気密測定を実施しています(2023年6月契約物件より)。
社内基準:C値0.5㎠/㎡以下
※間取りやサッシ等の条件により、0.5㎠/㎡以下とならない場合があります。



第三者機関による証明だから安心だね。



C値にもこだわっているから、まさに「高断熱・高気密」の快適な家に仕上がるね。



いやー・・・、ここまでやってくれるアイ工務店。たしかに、大量一括購入も理由の1つだろうけど、それだけじゃ、ここまでコスパよく建てられないんじゃ・・



実は・・・
なぜ、アイ工務店は『最高水準Aの家』をお得に建てられるのか?
アイ工務店・コスパ最強の理由
- アイ工務店の目指す住宅像が、「省エネで高性能」を求める時代のニーズに合っている
- 広告宣伝費にお金をかけない
- 営業マンが1人で数人分の働き➡人件費を圧縮
- 導入仕様のパターン化
- 高性能で人気の建材や設備を大量一括購入➡安く仕入れられる
- 住宅設備メーカーが値引きキャンペーンに協力的
- 売上げが右肩上がり



支店や時期によっても違うけど、アイカの洗面台とか、LIXILのキッチン「リシェルsi」とか、施主に人気のモデルをお得に取り入れられるようにしてるよね。



僕は、朝日ウッドテックの挽き板に一目惚れしたけど、その中の「ラスティックシリーズ」っていう木目が麗しいシリーズがお得に導入できたのは嬉しかったな・・・



外国製食器洗濯機「Miele」プレゼント!ていうのもあったね♪



屋根も、「フラット瓦(かわら)」っていう超お洒落で機能的なのが、東京では標準仕様だったしね。



「瓦」ってどこかやぼったいイメージあったけど・・・
ものを見てだいぶ印象変わった。良いものを標準で取り入れられるのは本当にありがたい。



繰り返しになりますが、設備や建材の仕入れについては、支店やその時々の状況によっても変わってまいりますので、私たちにお気軽にお問合せください。
つまり、❶〜❸を基本に❹❺を徹底して推し進めることで、❻や❼が発生し、さらに❺の建材や設備購入を安価に行える、という好循環が生まれます。
これが、アイ工務店が東京ゼロエミ水準Aを満たす高性能を標準仕様に盛り込みながらも、比較的安価に家を建てられる理由なのです。
家づくりのトキメキはそのままに
アイ工務店のデザインはどうか?
アイ工務店が、住宅としての性能や快適性、コスパなどに優れたハウスメーカーであることが、おわかりいただけたかと思います。



僕たちも、施主の立場として、ここまでいろいろ性能を詰め込んで、費用を抑えられていることをとても感謝しています。
アイ工務店のよいところは、このような超高性能でコスパのよい家であっても、デザインを犠牲にしていないところです。



多くのハウスメーカーで、「この壁(柱)は外せません」「この部分は家の構造上取れません」といった間取りや設計上の制約が多いって聞くのに、うちは少なかったよね・・?



全くなかったとは言わないけど・・(笑)
アイ工務店は「自由設計」も売りにしている会社なので、細かな尺の調整や変更の融通も対応してくれたよ。



ライバル会社「I社」さんとの大きな違いは、そこかも。
アイ工務店が得意とする分野
- 「自由自在な縦空間を生かした間取り・収納」
- 「理想の家事動線を完全自由設計」
アイ工務店が得意とする分野は、「吹き抜け」「ハーフ吹き抜け」「スキップフロア」「ハーフ収納」「半地下収納」「小屋裏」といった、縦の空間を最大限有効に活用した間取りの設計にあります。
上記の間取りの設計に長けた営業マンや設計士を揃えているため、「吹き抜けの開放感のある家」や「収納が充実した家」「童心をくすぐるようなスキップフロアのある家」なども実現しやすいです。
通常、こういった縦空間の変化というのは、一般的な住宅の骨格と異なるため、耐震性を考慮ともなると、「本当に実現できるのか?」と思ってしまいますが、そこは、「縦空間のプロ集団」である、アイ工務店の設計担当がしっかり計算し、耐震性を保ちつつ最大限施主の要望を反映した間取りを実現させてくれます。
また、最近、奥様方の間でも注目の「家事動線」なども、お手のもの。



営業マンは優秀な方が多いので、効率的な家事動線など、いろいろ相談してみるのもアリですよ♪



アイ工務店のデザイン等も含めて、魅力をまとめた記事「施主が語る!アイ工務店の魅力」についても、参考にしてみてね。


トキメキは、「人」が創りだす
以上から、アイ工務店が、性能一辺倒のハウスメーカーではなく、住む人の「トキメキ」も重視した家づくりを実現する会社であることがご理解いただけたかと思います。
家づくりというのは、そこに携わる人によって、その後の完成度が大きく影響を受けます。
つまり、施主と家をつなぐ、フロントマンとしての営業さんの質がとても大事なのです。



付いてくれた営業マンがせきさんでとてもラッキーだったけど、誰もが「当たり」の営業マンに対応してもらえるとは限らないのが難しいところ・・・。



人気のある営業マンほど案件を常に複数抱えて動き回っているだろうからね。



アイ工務店で営業マンを「せきさんレベルの方にお願いしたい」などあれば、お気軽にご相談ください。



施主からだと、紹介特典割引も使えるのでお得ですよ〜♪



東京ゼロエミ住宅をフル活用しながら、コスパとトキメキを両立させた、トキパオーサムな家を建てましょう!
実際に建ててみたらどうなった?
私たちの家づくりは始まったばかり!
実は、私たちの家は着工したばかりで、まだ完成していません。「東京ゼロエミ水準A住宅」の実際の住み心地については、これから検証していくことになります。



僕たちの家づくりの様子については、「トキパオーサム」内の投稿記事や動画で紹介していきます!



お楽しみに♪

