家族の理想をみつけよう


まずは、家族の理想ね。
次のような流れで、考えてみましょう。
ポイント
・家族から直接希望を聞く
・箇条書きでとにかく数多く挙げる
・夢は膨らませるだけ膨らませる
・さまざまな視点で考える
・金額は一旦無視する



「学校に通いやすい」とか、「トイレは2階もウォシュレットがいい」とかもいいの?



階段は、アイアン手摺りがいいな🎶



レゴを飾れる棚がほしい。



ドールハウスであそべるところ!



いろいろ出てきたね(•ᴗ•; )
ポイント
・大雑把な括りでよい
(【例】土地・間取り・キッチン、etc.)
・削らない(一旦全部盛り込む)



「玄関が東向き」とかは、「間取り」の話でもあるし、「土地」選びにも影響してくるよね。
どちらにも関係しそうなものは、両方に挙げておきましょう。



この作業で重要なことは、家族の考えや条件を整理することだから、あまり、きっちり仕上げようとせず、大雑把でいいですよ。
ポイント
・重みづけ作業は、親がする
・重要度別にタグ付けする(3段階)
・採用される可能性が低いものは、
思い切って「不採用」に



重要度の3分類は、
★★★・・・重要度【高】
マスト!是非とも取り入れたい!
★★ ・・・重要度【中】
そこそこ取り入れたいけど、
「★★★」ほどじゃない
★ ・・・重要度【低】
できれば。最悪なくても可
ぐらいのゆるーい感じでいいの?



うん。この重みづけの狙いは、「やりたいことの優先順位を決めること」だからね。



並べてみると、「採用しなくてもいいんじゃない?」ってものもあるから、そういうものは不採用で。検討から外すね。



うん、いいよ。



あ…じゃあ、こういうのは?
「2階リビング」という意見と「リビングは1階」って対立する意見があるんだけど。
こういう場合はどうしたらいいの?
ポイント
・考えに至った背景(理由)を考える
・対立意見の共存の道を探る
・共存が難しい場合、重要度で判断する



さっきの「リビングは何階?」問題だけど。
「2階リビング」は、そもそもどうして「そうしたい」って思ったんだろう?



友達の家に行ったとき、2階リビングのお家だったんだけど、とても広くて、窓も大きかったから明るくて、「いいなあ」と思ったの。



じゃあ、「リビングは1階」の理由は?



老後、私たちがおじいちゃんおばあちゃんになったときの足腰問題よ。
今、地方では平屋が人気みたいだし。



つまり「2階リビング」の理由から考えると、部屋が広くて明るくできれば「1階もあり」ってことかな?
だとしたら、老後の足腰問題を考えると1階リビングのほうが安心だから、共存を考えるなら「1階リビング」だね。
上のように、対立意見から落としどころをみつけ、合意できるケースもあります。
しかし、たとえば、「2階リビング」の理由が、「リビングから見える見晴らし(眺望)を楽しみたい」だった場合、1階にも2階にもどちらにもリビングが必要ということになってしまい、共存が難しい場合もあります。
このような場合は、「将来の視点(老後までストレスなく暮らす)」と「今の視点(眺望を楽しむ)」のどちらを重視するか、考えを整理して決断する必要もあるでしょう。
ポイント
・要素ごとに重要度がわかるように、
ノートやPCなどに記録する



記録したものは、その後の工程で、業者との打合せ時の判断材料になるよ。



私たちがハウスメーカーさんを選ぶ際も、この記録を事前に数社に送って検討してもらいました。